私は、29歳まで司法試験の勉強をずっとしていました。司法試験を諦めるか、凄く迷いました。ですが、事情により、司法試験を諦めることを決意してから、それまで以上に劣等感を強く抱くようになりました。
これまで信じてきたものが崩れ去るような、自分の立場がなくなり、生きていく自信すら失っていました。酷い時は、頭が熱くなって、寝れなり、うつ病のような表情が現れました。
当時のイメージはこんな感じです。
今だから、こうやって笑い話のように、書けますが、当時は何も考えることができないくらい、人生のどん底を経験しました。
きっと司法試験を諦める決意をする人で、同じような経験をしている人がいるでしょう。そんな劣等感から抜け出せない人のために、私が劣等感を克服できた方法を紹介します。
正しく自分の不安と向き合う
不安の正体を探す
劣等感の正体は、自分と周りを比較して、自分が劣っていると感じることにあります。そこで、自分が周りと比べて、何が劣っていると感じるのか書き出してみました。
社会的評価、ルックス、頭の良さ、お金、親の介護、色々書き出してみました。
実は、自分が周りと何が劣っているかということ自体、自分でよく分からず、ただ漠然と周りより劣っている一人で悩むというケースもあると思います。
書き出して、やっぱり自分は劣っている、ダメだあ~となってしまうかもしれません。そしたら、次のステップです。
自分の人生の目的に照らして、大切な不安をピックアップする
自分の人生の真の目的を考えてみます。お金を稼ぐことなのか、社会的評価を多く得ることなのか、頭の良さを褒められることなのか?
そうすると、自分が悩んでいた不安の多くが、実は自分の人生の目的の中で、とるに足らないものだということに気がつきます。
自分の人生の目的の中で、大事な目的に不満を抱いているとしたら、それは改善する必要があります。その不満を解消するために、また頑張りましょう。
人との比較をやめる
結局、劣等感は他人との比較で不安を増大させて、周りを見れば見るほど、自分が劣っていると感じてしまいます。劣等感が劣等感を呼ぶ悪循環から早めに脱出することが大切です。劣等感を克服するには、周りとの比較をやめて、自分自身と向き合いましょう。
悩む時間をなくす
最初に紹介した方法が一番おすすめする方法ですが、劣等感を強く抱くと自分と向き合うこともできなくなってしまいます。私自身、劣等感が酷い時は、思考が停止して、漠然とした不安に頭を抱えるという日々を過ごした経験があります。
自分と向き合うこともできず、劣等感を克服するには、まず、劣等感が頭をよぎるの防ぎ、頭を無心にしてしまうという方法があります。
体を動かす
私が一番最初に、劣等感を克服するために行った方法です。司法試験の勉強で、机の前に座っていることや、パソコンで情報収集していることが多かったので、体を動かしてダイエットする必要もありました。実際に体を動かすために、ランニングをしました。
ランニングをしている最中は、無心でいられました。私の場合、歩いている多少考えごとをしてしまいますが、少し走る程度の運動をしているときは、何も考えることはなかったです。
人に会う
正直、劣等感を抱いている人にとっては、これが一番難しいでしょう。私もそうでした。私も司法試験を諦めることを決意してから、人に会うまでしばらく時間がかかりました。
ただ、卒業した法科大学院でアルバイトの話を頂いて、法科大学院に行って、人と会うと自分が引け目に思っていることが実は大したことじゃないことに気がつかされたり、自分が苦しんでも何も解決にならないことに気がつかされたりしました。
自分と同じように悩んでいる人もいたり、応援してくれたり、アドバイスをしてくれたりする人もいます。もちろん、全員が全員いい人ではありませんが、自分にとって大事にすべき人に会えたのは嬉しかったです。
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まとめ
私が、劣等感を克服した方法を3つ紹介しました。
- 正しく自分の不安と向き合う
- 悩む時間をなくす
- 人と会う
難易度としては、2、1、3の順番になりますが、劣等感の度合いによって、その克服方法は異なってきます。
正直、劣等感を克服するといっても、劣等感を0にできると思ってません。実際、私自身も悩みを抱えながら、生きています。優秀な人に会うたびに、自分が情けなく感じます。それでも、劣等感に支配されて、悩んでばかりで、前に向かって行動できないということはありません。
劣等感に怯えずに、前に向かって行動できるようになれば、それはもう劣等感を克服したといっていんじゃないでしょうか。是非、劣等感の克服で悩んでいる人がいたら、この方法を試してみて下さい!
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