会社の面談は、お見合いと一緒だという例えがありますが、お見合いと同様に、形式面も重要です。身だしなみは勿論、書面についても形式を整えた状態で提出することが大事です。
今回は、書面の内容ではなく、形式面で注意すべきポイントを説明していきます。
枠線・フォントが統一されていない
履歴書の枠線や、職務経歴書のフォントなど、一つの書類の中に枠線やフォントが不揃いなものが含まれることがあります。これはネット上にあるものや、他人の書類をコピーした上で加工した場合によくおきます。
提出する前に、一度プリントアウトして、書類に目を通して枠線やフォントが統一されているか確認する癖をつけましょう。
語尾が統一されていない
文書の「です、ます調」、「である調」が混在している場合、文書の基本が守れていないとして、マイナス評価とされます。
どちらかに統一しましょう。
空白がない
職務経歴書や自己PR書面を気合を入れすぎて、隙間なく文字で埋め尽くしたり、段落、改行を用いなかったり、空白がなく、読みにくい書面に仕上がってしまうことは避けなければなりません。
採用担当者に対して、自分の言いたいことを正確に伝えるために、余分な修飾語や回りくどい表現は控えて、短い文書で見出しをつけて、分かりやすい文書になるように心がけましょう。
空白が多い
社会人経験が乏しく、自分の実績が少ないと、書くことがなく、スカスカの職務経歴書、自己PR書が出来上がってしまうことがあります。職務履歴書には、法科大学院での活動も書くこともできるので、書面を充実化してみましょう。
もし、書くことが思いつかないときは、法科大学院であなたが困ったこと(勉強時間を確保すること、朝早く起きること)をどのように解決したのか書いてみて下さい。
主語が不明確
例えば、
大学院での活動として、多くのゼミに参加して、ゼミ以外にも飲み会やボーリング大会にも参加して、周りと協力しながら、勉学に励みました。
との文書の悪い点がどういう所か分かりますか。
あなたが、周りの協力して勉学に励んだのは、大学院の仕組みに従ったのか?、あなたが、ゼミやボーリング大会を参加して、周りと協力できる仕組みを作ったのか?、分かりません。
法科大学院の背景まで知らせたいという配慮とも取れますが、本人と行動と無関係な記事は、かえって「ビジネス文書としては不適格」という印象を与える結果となってしまいます。主語と述語を明確にして、あなたの実績を端的にアピールしましょう。
無責任な文書になっている
文書の語尾に、「御社に貢献できると考えています」「御社に役に立てると思います」、などのように、「思います」「考えています」を多用するのは良くありません。
自分の責任を回避した言い回しは、無責任な人である印象を与えてしまいます。「貢献します」「役立てます」と言い切った文書を使いましょう。
まとめ
文書の形式面の注意点をまとめてみました。一度、自分の作成した書面は、時間をかけて、これらのことが守られているか確認する必要があります。
私自身も、文書の形式面で注意して直してもらっています。自分で確認するだけでなく、第三者に評価してもらった方がより確実に改善できます。
人材紹介会社・転職エージェント以外にも、頼りになる人がいれば、自分が書いた書面を見てもらって、評価してもらいましょう。
コメントを残す