法律を勉強してきた=真面目、頭がいい、という印象があるそうです。私のように、高学歴な法科大学院や高学歴な法学部に縁がなかった者からすれば、それは幻想にすぎないという気がします。
私は、法律を学んだ人=真面目で、誠実というイメージを強く持ってもらえれば嬉しい。しかし、実際には世間のイメージは真面目でつまらないという印象が強い気がしております。
もちろん、法律を学んだだけでは、会社や社会の役に立つことは難しいでしょう。
会社で法律を学んだ人がすぐに活躍できない理由が知りたい人は、こちら。
それでも、法律を学んだ人に対するネガティブなイメージが多いというのは悲しいです。
弁護士がこれだけTVで活躍するようになったのに?
ショックです。
ヤバいです。
なんか、また劣等感を抱いていた時の自分になりそうです。
落ち込んでばかりいても、仕方ないので、法律を学んできた者が、なぜつまらないという世間の悪いイメージがあるのか分析して、少しでもそのイメージを払拭していきたいです。
法律が、そもそも一般的なことで、個性がないから?
法律とは、何か?これだけで、壮大なテーマになってしまいそうです。
ここは、簡単に考えて行きましょう。憲法の統治を勉強したら、必ず勉強する、憲法41条の「立法」の意義から紐解いていきましょう。
実質的意味の立法について、一般的抽象的な法規範の定立とする一般的規範説、国民の権利義務を規律することとする法規説との対立がありますよね。司法試験受験生は、憲法では一般的規範説、行政法では法規説を採用する人が多いと思います。私がそうだっただけかもしれませんが・・・。
ここで分かるのは、法律は一般的なものだから、それを勉強してきた人は、一般的なことしか言えないんじゃないかとなるのではないか、ということ。でも、それは違いますよね。
なぜなら、法律自体は一般的だとしても、その背後にある考え、趣旨は複数あったり、判例とか勉強してれば事案の違いに着目しなくちゃいけなかったり、法律を勉強する過程で比較する作業がかなりあります。
だから、法律が一般的だから、法を勉強した人はつまらないということにはならなさそうです。
弁護士の意見は、問題提起が多い?
ヤフートップとか見ていて、法律違反のおそれがあり、みたいな記事を時々目にすることが多くなりませんか。
例えば、AKB48のCDと握手券の販売は、独占禁止法違反のおそれがあり、とか、ももクロが男性限定ライブを公の施設で行うことは憲法(平等権)・法令違反の可能性があるとかです。
こういうコメントを見るたびに、なぜこういう人たちは、法令違反の可能性だけ指摘して終わってしまうのだろうということです。
問題提起によって可能性を提示することは立派だけど、その後のフォローがまるでない。そういう文書を読んでいると、俺はみんなが気付かない点を指摘してやった凄いだろう~オーラしか感じないです。単なる自己満足の文書ですね。
もちろん、そういう発言をしている人は一部ですし、新しい問題に対しても、自分なりの考え、問題点を打開するアイディアを提案している人も沢山います。そういう人が大手のサイトにピックアップされべきなのに・・・。
ただ、現実問題として、問題を打開するアイディアを提案している人は、規約に故意だけでなく「過失」も加えて柔軟に対応できるようにすればいいのでは、といった感じで、かなりマニアックな回答になってしまいそうなので、一般受けはしないかもしれないです。
でも、一般受けしないことがつまらないということではないですからね。むしろ、一般受けしない自分なりの考えがあるということは、その人の強みだといえます。
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まとめ
つまらないと言われないために、問題提起だけで終わらずに、自分の解決案を持つ!!
そうすれば、法律を勉強した人がつまらないと言われることも減るんじゃないでしょうか。
自分の中の解決案を用意するのが良いというのが私の現在の結論です。
次の記事を読めば、法学がどういう学問か理解すれば、解決策を提示するのがどういうことか理解が深まるりますよ!!
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