ようやく完結?私の自己分析

前回、自己分析の失敗したプロセスをご紹介しました。今回は、いったん完結した私の自己分析のプロセスを紹介します。これまで司法試験、司法書士、行政書士などの法律系の資格試験の勉強をしてきた方、法学部出身者には参考になる内容となっています。

自分の価値観(現状把握)

前回の反省を踏まえて、過去、現在において自分の大切にしている価値観を考えていきます。

司法試験を挑戦した理由

私が司法試験に挑戦した理由は、弁護士になるためです。

しかし、論文式試験に3回連続不合格になり、司法試験の受験資格はあるのですが、司法試験を撤退することを決めました。

それでも、私は、今でも自分の理想とする弁護士に対する憧れはあります。いつかまた司法試験に挑戦する時が来るかもしれません。それでも、今はこれからの人生は弁護士とは違った仕事で生活していきたいです。

また、法学部、法科大学院で経験したこと、司法試験の勉強で経験したことは、別の仕事に就いたときに役に立ったよ、自分の理想とする仕事に出会うことができたよっと友人やお世話になった人に本気で言えるようになりたいし、司法試験を挫折しそうな人に挫折しても、社会に貢献する方法は沢山あると言えるようになりたいです。

どうやら私の現在の価値観を分析するには、自分の理想とする弁護士を分析する必要がありそうです。では、自分の理想とする弁護士とは何か?時系列によって考察してみました。

法学部時代の理想の弁護士

私の理想の弁護士像が初めて形成されたのは、高校生のときだと思います。ドラマで、依頼人のために戦う弁護士の姿に憧れました。

国家権力とか権力に対する不信感があったことが一番大きな理由にあると思います。具体的には、警察とか、学校の先生の権力の行使に対する疑問を感じる機会が沢山あったからです。こちらの望まないことを、一方的に要求される機会を経験すると、それを解決するにはどうすればいいのか単純に勉強したいと考えるようになりました。

法学部で法律を学ぶようになると、法が権力の適切な行使を確保するという役割以外にも、紛争を解決するルールとしての役割があるということに気がつきます。また、法律を上手く使いこなせれば、それはつまり、国家権力を使って紛争を解決することも可能性があることを知ります。大学の授業では弁護士の先生が担当するものもあり、そこで法律について学ぶ機会はありました。

しかし、実務的なことはほとんど学ぶことはできませんでした。そのため、私はこの時点でも高校時代に思い描いた理想と変わらず、戦う弁護士像に憧れていました。高校時代に描いたイメージで大学生の時に変わったことといえば、弁護士が時として国家権力も味方につけて戦う特殊な職業であるということです。

法科大学院時代の理想の弁護士像

法科大学院に入学してから、私の理想とする弁護士のイメージに大きな変化が生じます。

それまで私は紛争解決といっても、自分の依頼人にとって最適な解決を見つけるという側面にばかり目がいっていました。

円満な紛争解決には依頼人だけでなく、もう一方の当事者やそれを取り巻く利害関係者の利益を考慮したり、長期・短期的な利益の変化に配慮したりするなど、紛争を解決するためには多角的な視点が必要であることを理解しました。それまで考えたこともなかったことで、私にとっては衝撃的でした。依頼人にとって最適な解決を見つけるためには、多角的な視点が重要であることを知るきっかけになったのは法科大学院の授業のおかげです。

また、法科大学院では、法学部と異なり、条文や学説を中心とした学習から、条文と判例を中心とした事案の分析を中心に学習しました。その学習を通じて、条文、判例を所与のものとして受け取るのではなく、なぜそのような判断枠組みが用いられているのか知るとともに、新しい判断枠組みを作り出す作法のようなものを獲得することができました。

法科大学院での学習を通じて、私の憧れる弁護士像が、戦うという側面よりも、多くの人が納得できる紛争解決ができるという側面が強調されるようになりました。ここで、変化ではなく強調としたのは、この2つの側面は相反するものではないからです。例えば、不適切な権力の行使があれば、それを正すために多くの人が納得できる枠組みを構築する努力をする、これは戦うという側面と同じです。

自分が幸せになるであろう仕事は?

自分の大切な大切な価値観がある程度分かった所で、その価値観に合う職業が何か?多くの人が納得できるような紛争解決ができるような枠組み構築のために、戦うことができるのは、どういう職業なのか?を考えてみます。

国会議員?

まず、戦う、紛争解決の枠組みを作るということは、法律を作る、国会議員がいいのではないかっと考えましたが、それは私の憧れの職業ではありません。なぜなら、弁護士を目指したのが、権力の不正を正すアプローチの仕方として、権力の内部からではなく、権力の外部から不正を正すアプローチに魅力を感じたからです。なぜ内部からではなく、外部からなのかという質問に対して、あえて答えるなら、高校時代に見たドラマの刷り込みです。論理的な説明をすることはできません。

法務部員・総務部員・人事部員?

どうやら、私の理想とする働き方に一番近い職種は、法務部員・総務部員・人事部員といった間接部門になりそうです。もちろん、間接部門といっても、名前の通り、会社の利益に間接的にしか役に立たない仕事ではなく、営業で頑張っている方や製品開発で頑張っている方、現場の人や経営者の力になって一緒に会社の利益に貢献できる直接的な間接部門員として働くのが理想です。もちろん、会社での経験をいずれは、自分から社会に還元して貢献できるようになりたいです。

まとめ

社会人未経験者が、自己分析をやることの難しさを改めて痛感しました。もしかしたら、社会人の先輩には、甘い戯言に過ぎないとのご批判も受けるかもしれません。それでも、自己分析の役割・目的が自分のあるべき姿を見つけるプロセスであるという私の考えから、理想を語ることは避けて通れません。

司法試験の撤退を決めた時など、理想と現実のギャップの大きさは常に痛いほど実感しております。理想は現実の前で無力かもしれません、それでも現実を変えていくには理想を持たなければならないのです。

私の自己分析は、ひとまず出来上がりましたが、完結しておりません。これから、様々な情報を得て、自分のあるべき姿を模索していきます

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