就活・転職に自己分析が大事というけど、なぜ?本当は不要?

いよいよ、就活を本格的に始めようとしたときに、セミナーや人材紹介会社の面談に参加すれば必ず言われるのは、自己分析が大事ということです。実は、大学時代にも大学主催の就活セミナーには1、2回参加したことがあるのですが、その時にも同じことを言われました。

ですが、なぜ自己分析が大事なのかということは、誰にも教えてもらいませんでした。説明を求めても、自己分析をする理由について、私が納得する理由はありませんでした。

例えば、こんな感じです。

きちんと自己分析ができているということは、自分を客観的に見ることができる、自分の失敗や評価に対して反省することができるということです。そして自己分析ができている人は場の空気を読み、臨機応変に態度を変えることができるので、良いチームワークを形成することができる。

出典;転職を成功させる自己分析4つのステップ(All About)

自己分析が自分を客観的に見えなくても、自分の失敗や評価に対して反省することはできるのではないでしょうか。自己分析ができれば、場の空気が読める?臨機応変に態度を変えられる?って本当かなと感じるのは私だけでしょうか?

司法試験を挫折した人、大学受験で失敗した人、人生で挫折を味わった経験がある人の多くは、もうすでに自分の失敗や評価に対して反省することができるのではないでしょうか。そうなると、転職、就活において、自己分析なんてものは、そもそも不必要なのではないか?

そこで、就活・転職活動で、自己分析が必要か否か、考えてみました。

そもそも、就活・転職活動は何のために行うのか?

就活・転職のパターンにはどのような種類があるのか、それを分析することを通じて、就活・転職活動の本質に迫ってみましょう。

お金のため

これが就活・転職活動の理由で一番多いのではないでしょうか。年収が低いから、年収が高い会社に転職したり、非正規雇用から正社員になったりするために転職することが考えられます。私の場合は、就活になりますが、お金のためということもありますが、それ以外の要素もかなり大きいです。そもそも、年収より重視すべきことがあるというのが本音です。その理由は別の記事で紹介できればと思います。

ワークライフバランスを確保するため

先ほどと異なり、お金ではなく時間を確保するための活動といえるでしょう。私の友人に多いのがこのパターンです。20代のうちにから、必死に頑張って、仕事に必要なノウハウを積極的に取得しようと、過酷な労働環境でも果敢に挑戦しつつも、ワークライフバランスを確保することができなくなってしまう。

私は、司法試験に挑戦すると決めた時から、ワーク、ワーク、ワークだったので、ワークライフバランスについて自分自身の問題として考えたことはありません。もちろん、労働法を勉強をしていれば、ワークライフバランスについて考えるきっかけはあるのですが、どこか他人事のようでした。

業務を変更するため

お金にも、労働時間にも、不満はないとしても、自分が従事する業務に対する不満を解消する活動です。この場合は、比較的規模の大きな会社であれば、転職でなくとも、部署移動を申し出ることによっても、この不満は解消できそうです。ですが、規模がコンパクトな会社の場合には、そうはいきません。

私の場合は、就活ですが、これまで従事してきた司法試験浪人としての受験勉強に不満を感じているから、その不満を解消するための就活ということで、このパターンに一番近いです。

キャリアアップするため?

就活・転職を専門とするサイト・書籍には、キャリアップという言葉が多用される印象を受けます。ですが、キャリアップの定義は、それぞれ異なっていて、年収がアップすること、管理職に昇進すること、派遣社員から正社員になることなど、どれもお金、時間、業務に関するものがほとんどです。

上記のパターンを言い換えたもので、上の3つのパターンが1つか、複数組み合わさっているかという違いでしかありません。

就活・転職活動の共通点

就活・転職活動を行う理由について検討してみた結果、そこには共通点がありました。それは、現状に不満があり、それを解消することで、将来的に自分の希望を叶えるためのということです。

就活・転職活動も、未来の自分のあるべき姿を形成するためのプロセスのものにすぎない。未来の自分のあるべき姿を予測するには、過去現在の自分の分析が役に立つ。それが、自己分析が就活・転職活動において必要とされる一番の理由になるのではないでしょうか。

就活・転職活動に自己分析は必要

自己分析が就活・転職活動において必要であることは納得できましたか?

もしかしたら、自己分析の役割はこれだけではないのかもしれません。

それでも、現段階で自己分析の必要性や役割については明確になったので、次に自己分析をどのように取り組めばいいのか検討していきます。

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