面接での自己紹介・自己PR対策

jikopr

面接で、自己紹介・自己PR(志望動機の説明)をして下さい、と言われて、何も対策していなければ、名前と出身地、出身学校などを言って終わりということになりかねません。

また、自己紹介・自己PRは面接の一番最初にされる質問なので、最初の質問に上手く答えられなくて、後にその後悔を引きずることは避けなくてはなりません。

そのため、自己紹介をどう言うか、きちんと対策しておく必要があります。また、自己紹介は面接だけでなく、会社に入社しても、入社しなくても初対面の人に会うと必ず必要となってくるものなので、自己紹介の話し方、話す内容について、自分のやり方を確立しておきましょう。

自己紹介の話し方

どんなに自己紹介の内容が良くても話し方が良くないと、結果的に悪い印象を与えてしまうことになるので、話し方はとても大事です。

ゆっくり話す

一般的に、早口派は知的なイメージ、ゆったり派は説得力があると言われていますが、まずはゆったり話すことを勉強すべきです。なぜなら、面接で一番大事なのは、あなたという人物を正しく評価してもらうところにあり、自分の言ったことを理解してもらう必要があるからです。

早口で知的なイメージを出しても、相手に理解してもらえなければ、よく分からない人という印象で終わってしまいます。リーガルハイの古御門になっちゃだめですよ。

笑顔で話す

真顔で話して、真剣さや真面目さをアピールすることも決して間違いとはいえません。ですが、真顔よりも、笑顔で話すことで、その場の雰囲気が和んだり、面接官も肩の力を抜いて話を聞くことができます。

面接で緊張しているのは、自分だけでなく、面接官も同じであると考えると、真顔よりも笑顔で話すようにした方がいいでしょう。

ただし、ニヤニヤ、ヒールな笑みにならないように、気をつけましょう。

声を大きく

声が大きければ、大きい方がいいというわけではありません。

声の大きさの目安としては、面接官の声よりも、少し大きい声が理想です。声が小さいと元気がないという印象を与えてしまったり、聞き取りづらく、せっかく話す内容がよくても伝わらないということになりかねません。

自己紹介の内容

自己紹介は、長々と自分の経歴を披露する場面ではありません。時間にして、1分から2分程度です。自分がなぜその会社を希望するのか、その会社に役に立てるのか、ということを積極的にアピールすることが大事です。

自己紹介の流れ

自己紹介の流れは、初めから決めておきましょう。

  1. 挨拶
  2. 本編
  3. しめ

本編が一番大事なのは、勿論ですが、挨拶としめも大事です。まずは、挨拶としめの役割を見てみましょう。

挨拶の役割、内容

自己紹介の挨拶は、それを言うことで安心して、スムーズに話を進めることができます。また、挨拶で面接官に一言話すことで、自分のことだけを話すだけでなく、相手に対する気づかいもアピールできます。

具体的には、「私は●●と申します。本日は、お時間を頂き、ありがとうございます。」

しめの役割、内容

しめは、自己紹介の終わりを相手に伝える合図とともに、自分の話を聞いてくれた感謝を述べる役割があります。これがないと、自己紹介をし終わっても、相手から「え?もう終わったの?」と思われてしまいます。

具体的には、「是非、御社で活躍したいと思っておりますので、よろしくお願いします」

本編の役割、内容

本編では、なぜ自分がその会社を希望するのか、その会社に役に立てるのか、という部分に焦点を当てて、構成する必要があります。この部分が、未経験者、それまでアルバイトなどで経験した職種とは異なる職種に応募する人が一番苦労する部分だと思います。

しかし、この部分が一番大事ですし、個性が最も現れるので、腕の見せ所です。

なぜ自分がその会社を希望するのか、その会社に役に立てるのか、という部分を意識すれば、その表現方法は様々です。ですが、今回は一例を紹介します。これが正解というわけではありません。

まず、専門的能力や、専門的な経験について自信が持てない場合でも、その作業をしていれば誰しもが身につけられる能力があれば、まずはそれを書くべきです。最初から、人柄(ニューマンスキル)を前面に出すのは、主観的になりやすく、説得力に欠けることが多いです。

なるべく、客観的な事実⇒主観的な志望動機⇒御社の採用条件に志望動機が合致している、というような流すように努力しましょう。そこで、私が考えた一例はこんな感じです。

法科大学院で3年、司法試験の受験期間の3年間、法律を用いて紛争を解決するために、様々な事案に取り組みました。その過程で、基本的な法律知識、事案の問題点を発見する能力、問題点を分かりやすく伝える能力を身につけてきました(客観的な事実)

その経験を通じて、弁護士だけでなく、経営者や他の部署に問題点・改善点伝える能力を発揮する働き方を模索するようになりました(志望動機)

司法試験を諦めたことをきっかけに、人材紹介会社に御社を紹介していただきました。その採用条件を拝見した際に、私が希望する働き方に合致していると確信し、応募しました。

こんな感じです。ただ、これを例にしても、私なら、最初の客観的な事実は法科大学院でのエピソードは避けます。

なぜなら、法務を希望するのは法科大学院生も多く、それ以外にも司法書士受験生だった人、法律事務所でアルバイト経験のある人であったり、十分法律関係の勉強をしてきている人です。

そうなったら、法律系の勉強をしてきたことは当然の前提となっているはずです。他の応募者と差別化するためにも、法科大学院や司法試験の受験生活とは別に、自分自身のエピソードを加えて、本編を構成すべきです。

まとめ

どうですか?面接で、最初に必ず聞かれるであろう。自己紹介、自己PRの話し方、話す内容について、私なりに考えをまとめてみました。

これから面接対策をするのに、役立てて下さい。

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