前回の記事で、ひとまず完結したと思っていた自己分析ですが、全然完結していませんでした(泣)。今回は、自己分析は未来を思い描くだけでなく、現実と直視なければならないという話です。
とりあえず、自己分析として自分のあるべき姿として、法務部・総務部といった仕事に従事する方向で話を進めようと、人材紹介会社の担当者に連絡しました。
方向性が決まったのはいいのですが、実際に企業に対して、自己PRをするに際して、現状の自分をしっかり分析して、自分の強みというものもアピールする必要に気が付きました。
私は、ついこの前に自己分析の役割・目的について、このように記載しました。
就職・転職活動も、未来の自分のあるべき姿を形成するためのプロセスのものにすぎない。未来の自分のあるべき姿を予測するには、過去現在の自分の分析が役に立つ。それが、自己分析が就職・転職活動において必要とされる一番の理由になるのではないでしょうか。
法科大学院において、多角的に物事を分析する視点を得たと書いておきながら、自己分析の未来の部分を強調するあまり、現在の部分をおろそかにしてしまいました。恥ずかしい限りです。
どうやら自己分析は、未来の自分を前向きに形成するために必要であると同時に、企業にとっても実際に行われている業務もしくはこれから行う業務と合致するした人かどうか判断する上で必要不可欠な基準ということになりそうです。
ここでいう、企業にとっての基準は、応募者の強みと弱みということになるではないでしょうか。現状、弱みしかない私にとって、強みを見つけるのは至難の業です。
自らの強みを見つけるために?
自分には強みがない?
いざ、自己アピールをして下さいと言われても、私には特に自信がある部分がありません。大学も、法科大学院も、有名ブランドではありません。長らく司法試験の勉強をしていたので、年齢的にも圧倒的に不利です。
唯一強みになるといえるのは、高校時代に取得した英検2級と大学時代にとった法律系の小さな資格と簿記2級と3級は持っているということですが、法務・総務の仕事には役に立つとは思えません。正直、就職活動を始めたときに、自分には強みがない、と考えていました。
これは、司法試験に挫折した経験のある人なら理解してもらえるのではないでしょうか?
身近な人に聞く?
自分では、強みが思い浮かばなければ、身近な人に聞くという方法も一つの方法でありますが、あまり効果的ではありません。
なぜなら、司法試験に挫折した直後には、自分の周りに極端に評価が厳しい人と優しい人が多いからです。また、当たり前ですが、友人、自分より年配の先生、同級生、大学の職員の方、それぞれの人に対して複数の顔を使い分けているからです。
グットポイント診断を受けてみる。
リクナビネクストに登録すると無料でできるグットポイント診断を受けてみました。
グットポイント診断とは、300問近くの問題を20分程度で解くことで、自分の強みを教えてくれるところです。周りに意見を聞くよりも、ある程度客観的なデータに基づいて、自分の強みを教えてくれるので、信頼できます。
ただし、このテストは1度しかできないので、外でスマホなどで行うとデータを取れない危険があるので、家にパソコンがあれば、家で利用することをお勧めします。
どうやら、私の強みは、
- 自立
- 挑戦心
- 独創性
- 決断力
- 自己信頼
のようです。これらの項目にはそれぞれ5行くらいの説明が付されていたのですが、このように業務に取り組めば評価が上がるということまでフォローされていました。
ただ、このグットポイント診断だけで、現状の自分の強みにあたりを付けることができましたが、それで満足してはいけません。この診断では自分の強みを抽象的に教えてくれるだけなので、過去の自分の体験をそれに紐づけて、説得的にアピールする必要があります。
あくまでのこれらの結果は参考に、過去の自分の体験から説得的に自分の強みをアピールしなければ、面談や面接でボロがでるに決まっています。
まとめ
未来のあるべき姿を分析することも非常に苦労しましたが、今回のように現在の自分(特に強み)を分析することはもっと苦労しました。特に、司法試験を挫折して、学歴、年齢の面でハンディが大きいと、自分の存在価値を否定しまいがちです。
自分の存在価値を否定するあまり、投げやりになって、思考を停止し、流れのままに公務員や会社に所属しても、きっと長くは続きません。
向上心を忘れなければ、きっと現状の自分に強みが薄くても、何とかなるはずです。それでも、自分の強みは何か、形だけでも整える努力をしなければなりません。そのために、活用できるものは活用して、自分の過去の事実から積極的に自分の強みをアピールできる準備をしましょう。
追記(2015年12月16日)
グットポイント診断に近い性格テストというのを採用面接前にしました。内容は似ていましたが、時間が30分ではなく50分で、問題数が増えていた気がします。
別に性格診断なので、どんな結果を出したいとか自分で調整できないことだけど、あらかじめ自分がどういう性格と診断されるかということが分かっていると助かる場面はありましたよ。
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