投資歴が数年を超えてくると、遅かれ早かれ、大小を問わず、失敗を経験します。それは、自分たちにネガティブな感情を与えてきます。
その際に、2つの選択肢があります。失敗したことを糧に成功しようと努力し続けるか、やめて目標や夢と別れを告げるか。
ぜひ、このブログの読者の皆さんには、前者の選択を選んでもらいたいです。なぜなら、投資の失敗が成功のもとになる、論理的な理由があるからです。
1、投資の失敗は、他の経験では不可能な成功への道標(みちしるべ)を教えてくれる
成功を祝うことは問題ないが、失敗の教訓に注意を払うことがより重要だ
これは、ビル・ゲイツの言葉です。
失敗すると、何が上手くいかなかったのか、同じ状況で起こりうる間違いを学ぶことができます。他の状況では、それほど明確に学ぶことができないものを得ることができます。物事をより明確に見ることのできる能力は、成功することに大きく影響します。
投資に失敗した場合には、将来の注意事項として使用できる教訓を見つける努力が必要です。その教訓は、次にとるべき行動を決定するのに重要な手がかりになる可能性があります。
2、投資の失敗は、自分自身を謙虚にさせて、成功や目標は簡単に手に入れることができないことを教えてくれる
失敗したときに、まともな人はより一生懸命に頑張らないといけない兆候として受け止めます。そういう気持ちにさせてくれる価値ある体験はそれほど多くありません。
要するに、投資の成功は一貫して一生懸命働き、長期的な道のりによってのみ達成できます。インデックス投資でも、個別株投資であっても、長期的な努力がなければ、投資の成功を得ることはできないことに変わらないはずですから!
3、投資の失敗は、投資アプローチを微調整してくれる。
失敗から得た教訓によって、自然と何をすればよかったのか考えます。その結果、投資のアプローチに変化が生じます。
投資を始めたばかりの時よりも、失敗を経験した方がより優れた投資アプローチになっているはずです。
4、投資の失敗は、精神を強くします
投資は、短距離走ではなく、長距離走です。投資の成果を維持するには、適切な判断能力を持っていなければ、成功したと思っていても、大きな失敗を経験する可能性は大きいです。
景気に波があるように、投資にも浮き沈みがあります。投資という長距離走と付き合うなかで、失敗したことによって培われた精神は役に立ちます。
5、成功の価値を高める
多くの失敗を経てようやくたどり着いた成功と、楽をしてたどり着いた成功と、どちらの方が自分自身にとって価値が大きいですか?前者だと思います。
懸命に戦わなければならないものは、それほど労力を必要としないものよりもはるかに価値があります。成功への道のりで私たちが経験した失敗は、私たちの成果をより価値のあるものにするはずです
それによって、自分たちは成功を維持する、さらに別の次元の成功を求めて、改善するための強いモチベーションを与えてくれます。
6、失敗は成功するための貴重な機会を生み出すことがある
失敗は他の機会にもつながる可能性があり、それは将来の成功の重要な基盤になる可能性があります。
私は、日本株で最初、今では小さな損失(当時は大きな損失)を出しました。そこから、投資信託、米国株の存在を知るきっかけをしることができました。
日本株で失敗したことにより、他に投資にも目を向けることができ、他の可能性を探ることができました。
もしも、投資で失敗をしてしまったら、それを前向きに見て、開かれるかもしれない機会を注意深く見てみて下さい。その失敗は、将来投資で成功するための不可欠な要素になるかもしれません。
7、失敗は、自分にとって目指すべき成功か否かを判断するためのきっかけになる。
ある特定の投資で成功したいという強い決意があるか否か?今の自分流の投資スタイルがそれほど、達成した目標に対して意味をなさないのであれば、他の投資スタイルを告げるサインかもしれません。
例えば、無理して個別株の投資をする必要はないです。コツコツとインデックス投資をするだけでも投資の成功と呼べるものに到達することは大いに可能です。必要な努力と成功した場合に得られるものを比較してみて下さい。
失敗は、自分にあった投資スタイルを発見し、自分自身にとって本当の目的が何であるか教えてくれます。
8、投資で成功しているほとんどの人が、投資の失敗を経験している。
投資で成功をしている人を調べると、ウォーレン・バフェット氏しかり、ソフトバンクの孫さんしかり、投資で成功している人は、その過程で失敗を経験しています。そして、投資の失敗経験について大小を問わず、成功を支えている重要な要素です。
投資の失敗が成功のもとというのは、先人たちによって証明されています。
最後に、
投資に失敗しても、投資から退場しないでください。その代わりに、投資の進歩の糧にして下さい。
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