新婚なのに離婚の危機に陥ってしまった人たちへ、
この記事は、離婚をおすすめするための記事ではありません。
離婚の危機といっても、その危機が自分の歪んだ価値観(わがまま)から生じたものなのか、それとも相手の方に原因があるのか、まだよく分からないという人に向けて書いた記事です。
はっきり言って、一般的に離婚の危機の原因は当事者にあり、どちらか一方に責任があるといえないことが多いでしょう。
結婚前はあれほど優しかった人が、結婚直後に豹変することもよくありますので、どちらにも責任が重い場合もあれば、結婚による変化によって夫婦がお互いに変化しなくてはいけなければならないこともある以上、どちらにも責任がないといえる場合もあるでしょう。
離婚の多くは、浮気されたとか、暴力をふるったなど特定の事実が原因となることがありますが、実際にはそれまでに積み重なった夫婦の証拠に一切残らない接し方、普段の生活態度に問題ががある場合がほとんどです。
だからこそ、これを治せば、離婚の危機を乗り越えられる、これを相手がしなかったら離婚した方がいいと断言することはできません。
それでも、お互い、結婚によって生じた変化にどう対応すればいいのか、もしくは離婚を本当に考えるべきなのか、そのヒントをここでは紹介していきます。
二人の関係はギブ&テイクだけど、50対50でないことを知る
二人の関係は常に変化していきます。パートナーからいつも以上の手助けを要求されることもあれば、逆にパートナーにいつも以上に手助けを要求することもあります。
新婚でお互いに愛し合って、関心があれば、自分が相手よりも多くのもの(物理的、経済的、時間的余裕)を与えたいと考えるはずです。
若いうちは、特に経済的、物理的な不安が多く、それを与えようとお互いに必死になることが多いです。そのため、お互いにパートナーとじっくり話そうという時間的余裕を忘れがちになります。
ギブ&テイクのバランスが偏っている場合には、パートナーと相談してお互いの時間を調整するべきです。
自分もパートナーも完璧な人間ではない
健全な結婚生活を送るためには、二人のことをもっと知る必要があります。完璧な人間は、この世の中にはいません。パートナーも自分自身もどちらも欠点を持っています。
その欠点を素直に認め、開き直りましょう。その上で、自分やパートナーが結婚したことでお互いの関係にどんなメリットがあるのか考えてみてください。言葉で表現することが難しいこともあるでしょう。
自分やパートナーがお互いに与えることができることを見つけて、優先順位をつけて、お互いの関係改善に向けて話し合っていきましょう。
話し合うことが何よりも大事
以心伝心を信じて、パートナーに自分の気持ちを察してと待ち続ける姿勢はやめましょう。パートナーも、自分自身も相手の心を読むことはできません。
相手の気持ちを聞くとともに、自分の気持ちを伝えましょう。ただし、感情的になって、自分の気持ちをパートナーに伝えるだけでは結婚生活を改善することにつながりません。感情的な言い合いになってしまったら、お互いに少し時間を空けてから話すようにしましょう。
話し合いの目的は相手を理解し、相手に理解してもらうことです。まずは、相手の意見を聞いてみてはどうですか。何を聞けば、話してくれるか分からないという場合には、妻や夫の役割をどう考えているかという一般的なことを聞いてみてください。
いきなりプライベートなこと(何時までに帰ってこれない原因などを深く掘り下げること)よりも、一般的な質問のことが相手も話しやすいでしょう。相手の意見を聞いた時には、相手の意見を理解していることを示したうえで、自分の意見も伝えましょう。
話し合いは、早いうちから始めた方が後々楽になります。
自分のパートナーを他の人と比較することは、離婚の危機を増幅させる
自分のパートナーと別の誰か優れた人と比較して、パートナーは劣っているんじゃないか?などと考えて、パートナーに欠けているものを手に入れたいと考えていませんか。
パートナーと誰かを比較して、無意味に自分自身を傷つけることになります。大切なのは、自分自身が結婚によって得ようとした幸せに近づいているか。
自分なりの幸せを探すことに努めましょう。
モアハラ人間は、決して変わらない
モラルハラスメントとは、言葉や態度などによって心を傷つける精神的暴力です。世間では良い人、優しい人という評価を受けていても、家庭に入った瞬間から俺はお前よりも立派な仕事をしている、なんでそんな簡単なこともできないのか、というようことを大きな声で表現し続けたり、ちょっとしたことで怒って一緒に住んでいるのに無視しづけるというような行為全般です。
モラルハラスメントという言葉も、セクハラ、パワハラと同じように世間に定着しつつあります。これらのハラスメント(嫌がらせ)はどれも密室や当事者しか分からないような場面で行われる特徴があります。
セクハラやパワハラは、世間に定着したことで、法整備や救済方法が広がってきています。特にこの2つは会社で行われることが多いので、セクハラ、パワハラをした人だけでなく、その人が所属する組織にも損害賠償責任が発生するので、それが起きないように会社も気をつけるようになってきました。
家庭内で起きるとされているモラルハラスメントは、離婚原因になるとしても、その証明が難しく、損害賠償の責任を追及することも難しいのが現実です。そのため、セクハラ、パワハラと違って、モアハラは救済方法が少なく、減少方向には向かっていません。
残念なことに、モアハラをする人間は、精神的、物理的、経済的に傷つけているということについて、自分自身で学習することはありません。こればかりは、いくら努力しても無駄です。モアハラ人間と結婚してしまったと考えるのであれば、離婚を考えなければなりません。
モアハラ人間のこれまでの行動、その兆候をしっかり覚えて置き、今後そういう人と関係を作るのを避ける教訓としてしっかり役立てましょう。
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