あなたの生きがいはなんですか。自己分析と仕事について考える。

生きがい

今日は、自己分析のテーマとは、少し離れているかもしれませんが、生きがいについてです。

会社で働くようになれば、1日の大半の時間を捧げることになります。その時間、自分は一体なんのために働くのか、なんのために働きたいのか、自己分析に目的意識を加えて考えていきましょう。

生きがいを考えるうえで、私が一番参考になったのは大住力さんが書いた本です。

大住力さん、同氏が書いた本、公益社団法人『難病の子どもとその家族へ夢を』をご紹介とととも、自分の生きがいについて考えていきます。

「一生の仕事が見つかるディズニーの教え」について

大住力さんのプロフィール

大学卒業後、東京ディズニーランドを管理・運営する㈱オリエンタルランドに入社し20年間人材教育、東京ディズニーシー、イクスピアリ(複合ショッピング センター)などのビッグプロジェクトの立ち上げや運営、マネジメントに携わる。

退社後、難病と闘う子どもとその家族への応援・支援を目的とした公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」を立ち上げ。前職での経験を生かして、コミュニケーション、モチベーション、理念浸透などをテーマにした人材研修講師、国立富山大学非常勤講師なども務める。

あのディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドで長年活躍したのち、これまでの経歴を捨てて、難病の戦う子供たちとその家族のために、公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」を立ち上げられた人です。

公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」について

この「難病の子どもとその家族へ夢を」の凄い所が、難病の戦う子供たちと家族をディズニーランドに招待するという公益活動と同時に、人材教育というサービスを提供することで、社会的課題と事業を両立させるCSV(Creating Shared Value)経営という考えを実現する事業であるということです。

大住力さんの本の紹介

「一生の仕事が見つかるディズニーの教え」は、

  • ディズニーランドは、キャストがほうきで絵を描いたり、かっこよくゴミを拾ったりする姿よりも、もっと大事なことでゲストを感動させてくれることを教えてくれる
  • 「難病の子どもとその家族へ夢を」が立ち上がるまでの経緯、事業内容を作り上げていく様子が分かります
  • 大住さんが考える自分の役割とそれを実現した軌跡を紹介するとともに、読む人に自分の役割を考えさせてくれます

私は、この本を読んで、本当によかったと思ってます。

ここで、役割はミッションのことを意味します。ウォルト・ディズニーは仕事を「役割(ミッション)」と「作業(デゥーティ)」に分けていました。

作業とは、マニュアルで細かく決められていて、誰がいつやっても同じ結果が得られるもの、と定義されます。作業というのは、やって当たり前、それだけでは仕事をしたことになりません。自分の頭で考えた役割を実行して初めて仕事をしたといえる。

生きがい

大住さんは、短期的な役割とは別の生きる意味(生きがい)について、自らの考えを説きます。

正直、自分の生きがいを見つけるのは難しいです。自分で常に自分の役割を問いかけていなければ、気付くこともできません。

 

自分の生きがいは会社に利益を上げるためだけか?

 

履歴書などで、社会のために役立ちたいということや世の中の人を幸せにしたいということを書くと、端的に会社のためと書くべきだという指摘を人材紹介会社・転職エージェントや就職コンサルの人から受けることもあります。

でも、会社だけの利益を求めるだけの人がいるだけの会社ってどうですか?

そりゃ、自分も会社に入ったら、会社の売上げから給料を頂くわけで、会社の利益を考えるつもりがないというわけではありません。自分の入った会社は、これからどんどん売上を伸ばして、日本の景気を少しでもよくするのに寄与できればと思っています。

ただ、会社の利益を求めることと、世の中の幸せが幸せになるということや社会のために役立つということは矛盾することかということが問題です。

どうも、一部の人材紹介会社・転職エージェント・就職コンサルタントの人は、矛盾するという考えのようです。

幸い、私はそういう人にお願いしてまで、会社に面談の申し入れをしなくてはならないというほど、切羽詰まってなかったので、別の人材紹介会社・転職エージェントを利用して、会社の面談の申し込みをしました。

もし、私と同じようなポリシーの持ち主で、どうしても会社のためと書きたくない、でも人材紹介会社・転職エージェントとの関係を崩したくないという方は、会社のため、ではなく、企業の定款の目的を参照して記載してみてください。

企業の定款の目的規定には、おそらく会社の利益を確保するために事業を行うとは書いていないので、きっとあなたのポリシーにも保たれ、人材紹介会社・転職エージェントの面子も守ることができる理想的な解決策です。

まとめ

就職・転職活動をする過程で、自分の大事にしている生きがいについて考えてみて下さい。すぐに自分の生きがいを見つけることは難しいです。

大住力さんも、自分の生きがい(ミッション)を発見するまで、長い年月かかりました。自分の生きがいを見つけるために大切なことは、常に自分の役割が何かを自分自身に問いかけることです。自分の生きがいを見つけることに急ぐ必要はありませんが、見つけるチャンスを見逃さないように気を付けましょう。

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