自分で自分を守れるように、親がうざい時の対処法

戦う象徴

親がうざいと言うタブーを乗り越えるために

愛情のない親を非難することは、過剰にタブー視されている。

もしかしたら、親の言動に苦しめられている人が、それを親しい人に相談しても、周りに理解されなかったかもしれません。同情してもらえると思ったら、逆に非難された経験があるかもしれません。

お金を出してくれた、衣食住を提供してくれた親を非難することは、甘えだ、親だって大変を知らないから、そういうことを言うのは間違っているとか、と言われた人がいるかもしれません。でも、子供にだって自分らしく生きる権利があります。その権利は、いつ、どこの場所でも確保されなければなりません。

親であっても、子供の自分らしく生きる権利を不当に奪うことは許されません。

虐待といえなくとも、モラルハラスメント(不当に相手の人格を否定するような行為)をする親は一定する存在します。もし誰かに相談して、親ではなく、あなたが悪いと言われても、その通りに思い込まないでください。

傷つけられたまま、自分のセルフイメージが自分の自意識を作り、自分自身を誤解したままでいると、 自分で自分を否定したり抑圧したり、最終的に知らない間に他人を攻撃する、あなたが嫌いな人になりかねません。

もし、親がうざいと思っていても、自分の価値を信じ、自尊心、親といる安心感を日頃から得ているなら、大丈夫。今、抱いているイライラは時が解決してくれるはずです。でも、そうじゃないなら、気をつけて。

この記事を読んでもらえれば、親の行動はあなたに責任がないことがよく分かってもらえると思います。

最初に断っておくと、親の行動、親自体を変えることはできません。でも、自分を変えることはできます。この記事を読んでいる人は、感情的になっているかもしれないけど、そういう時こそ、冷静に行動しよう。

急ぐ必要はありません、親子関係の問題が完全になくなるというのは難しいかもしれないけど、これから紹介する対処法によって親に与えられた苦痛や混乱を和らげるだけの効果は得られるでしょう。

それによって、親との新たな関係性を構築し、親との関係に関する問題に健全な判断をして、自分の人生を充実される一歩につなげて下さい。

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親との関係を再構築

親といかに距離をとるかが、大切になっていきます。適切な距離をとるために、必要なプロセスとその時のポイントを説明します。

1、親がうざいと考える原因を突き止める

実は、これが一番難しいです。今まで自分が信じてきたものが否定されるかもしれないので、時として親がうざいと考える原因を見つけることの苦痛に目を背けてしまう人がいるかもしれません。

親が子供を傷つける時、親は自分の欲求にばかりに気をとらわれ、自分の行動を正当化します。それは、言葉だけでなく、ボディランゲージによることもあります。そのせいで、子供が親からの非難行為をおとなしく受け入れ、自分の価値観、居場所の感覚をゆがめてしまいます。

小さい頃から親が自分の行動を正当化することで、その子供は自分がその状況を変えなければならないという責任を感じます。親やその状況を変えようと努力しても、失敗します。親の行動についてあなたは責任がないし、仮に責任があったとしても子供だけの力で親の価値観や行動を変えることはできません。

親やその状況を変えるようとしても上手くいかず、失敗を恥じて、罪悪感や、家族のために努力したのに、失敗してしまったことをつらく、悲しく感じるようになります。それでも、親は子供を傷つける行為をやめず、親の要求に答えるために敏感に反応し、その期待に応えようとする。もちろん、その期待に応えるのは不可能だから、さらに自分に自信をなくします。

子供も自分らしく生きる権利があり、それを親のせいであきらめるのは間違いです。親の行動に責任を感じ、自分だけ苦しむ状況から解放されなければなりません。

しかし、そのためには、これまで親が正当化してきた価値観を否定することから、始めなければなりません。これが親がうざいと考える原因を突き止めるのが一番難しい理由です。長年信じた価値観は、無意識に存在し、見えないところに押しやられ、それを否定するようなことは大きな屈辱や不安や恐怖を伴うから、避けようとしがちになります。

まずは、親から植え付けられた価値観から、自分を解放する勇気を持ち、それに立ち向かう覚悟が必要です。

自分の欠点を見つけようと、親の期待に応えようとする方法を探してきた子供にとって、実はこれまで幻想を追い求めていたと認めることが、大切な第1歩です。

2、イライラを認識し、管理する方法を身につける

イライラを抑え込むのは、何の役にも立ちません。いずれ怒りが爆発してしまうでしょう。イライラをその都度、怒鳴ることで表現していては、赤ちゃんと一緒です。イライラを認識し、管理する方法を身につける必要があります。

  1. 体を動かすことでストレスを発散する
  2. 自分1人だけの場所を確保し、休憩する
  3. 信頼できる人とおしゃべりをする

親からの呪縛から解放される過程で、子供は色々な重大な決断を迫られる。これまで以上に、イライラすることが増えるでしょう。その時、イライラに身を任せ、誰かを傷つける親と同じ道を歩むか、自分のイライラ意を管理して、愛情あふれる人間の道を歩むか。

全ては、自分次第です。

親からの呪縛を開放する過程で、イライラするのは避けて通れません。焦らなくても、大丈夫です。自分のペースで、これからの対処法を実践して、少しでもイライラを緩和するのも有効ですよ。

3、親と距離をとる

適切な距離感をつかむために、まず距離をとることを始めましょう。

そうはいっても、これまで子供の価値をないがしろにして、自分の欲を実現してきた親は、その変化を受け入れようと、これまで以上に自分の行動を正当化するでしょう。子供の変化を、親は驚くでしょう。親は子供が変化することに脅威を覚え、反撃してくるにちがいありません。

だからこそ、親が言いそうなことに対して、自分の価値観を伝えるための準備をしておくことが大事です。大切なのは、議論や説明をせずに、自分の価値観を伝えることに集中しよう。

親に許可や賛同を求めてはいけません。例えば、「私の好きなようにやらせて欲しい」と口に出してはいけません。「させて欲しい」というのは、自ら親に管理権があることを自認しているのと同じだからです。「私の好きなように生きます」と言いましょう。

4、過剰な自己防衛にならないように気をつける

自分の身を守るために、自分の価値観を伝える際に気をつけて欲しいことは、過剰な自己防衛です。相手からの反論を避けるために、大きな声で言い訳をしてはいけません。

もし相手が大きな声や、自分の価値観を前提に説得してきても、「それは間違っている」と言うのはやめましょう。それを言うことで、相手と同じように、人の価値観を無意味に傷つけることにもなりません。

親の価値観を自分に押し付けようとしてきても、「それは、あなたの考えで、私の考えではないです」と伝えましょう。それでも、親が感情的に反論してきたら、「冷静になったときに、じっくり話したい」「きちんと説明するから、そのための時間を下さい」と提案してみましょう。

親の価値観を押し付けられて、それに答えられなくても、罪悪感や責任を感じて、謝罪する必要はありません。

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親と対等な関係を手に入れるために、一歩踏み出そう

親がウザいと思っているだけでは、何も解決はしません。

親の期待に応えなければならない、親の幸せに対して子供である自分には責任があるという考えを捨てるということは、これまで大切な価値観を捨てることであり、悲しみや喪失感、不安をを抱くことになるでしょう。

それでも、この記事を読んでいる人には、大人の子供としての責任を大事にして欲しい。それは、

  • 自分の価値観を相手に伝えること
  • 相手の価値観を尊重すること
  • 自分の理想の人生を送るために努力すること

最初は、こういう責任をどうやって果したらいいのか、分からないかもしれません。誰だって、最初の一歩は不安でいっぱいです。行動して、失敗するかもしません。でも、失敗してもいいんです。ゆっくり自分のペースでこの状況を変えていければ、いいんです。

親がうざいと思ったら、まず自分の価値観と向き合って、自分に優しくなってください。それから、大人の子供として責任ある行動をとることで、自分の身を自分で守ってください。

自分の身を自分で守るといっても、誰かの力を借りてはいけないということではないですからね。自分が弱っている時に、誰かの力を借りるというのは、勇気がいることであって、その人の強さが現れた行動だと私は信じてます。

1 個のコメント

  • 私は、現在52歳です。22歳の時、結婚したので、およそ30年別居していました。先日父が亡くなり、今アレコレと忙しいのですが、継母と昔から、反りが合わないのです。今日も、自分は1人だが、あんたは、旦那がいて、実母もいていいわね。と。子供さんもいて、羨ましいわ。と。血の繋がりはなくとも、孫なのに…
    疲れます。

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